シカゴ観光のメインは①ループエリアと②マグニフィセントマイルとリバーノース。この二つを統括してダウンタウンと呼ぶことが多い。①はビジネスの中心として機能しつつ、美術館や建築、路上アートなどの観光ポイントが多く、②ではショッピング、レストランなどお洒落な店が多い。シカゴの街は碁盤の目のように規則正しく通りが走っており、街の東側に湖が位置することを覚えておけば、道に迷うことはないとさえ言われる。
シカゴ住所の起点となるのは、ループエリアを南北に走るSTATE STと東西に走るMADISON ST。STATE STを境に東(EAST)と西(WEST)に分かれ、MADISON ST を境に北(NORTH)と南(SOUTH)に分かれる。

例）
909 N MICHIGAN AVE ⇒MADISON STからダウンタウンを南北に走るMICHIGAN AVE沿いに909番地北（ＮORTH）に上がった場所。　
141 W JACＫSON BLVD ⇒STATE ST からダウンタウンを東西に走るJACKSON BＬＶＤ沿いに141番地西（WEST）に行った場所。

シカゴのタクシーは流して走っているものが非常に多く、大きな通りであれば、いつでも拾うことができるであろう。また、ドライバーも観光客ズレしていないことが多いようで、トラブルも少ないと言われている。ニューヨークにはないサービスとして、タクシー会社に電話して、呼ぶこともできるが、その際は、自分がいる場所を正確に伝えなければならない。

★運賃
シカゴのタクシー料金は、メータ－制となっている。初めの1/9マイル（約179ｍ）までは基本料金の3.25ドル、その後1/9マイル走行するごとに25￠加算されていく。また、待ち時間は36秒毎に25￠加算。乗車人数については、2人目の乗車は1ドル、3人目以降50￠加算されていく。荷物の出し入れがある場合は、1個につき1ドルくらいのチップは心がけたい。

【ダウンタウンから各地へのタクシー料金目安】
オヘア国際空港40～50ドル、　　ミッドウェイ空港　30～40ドル
リンカーンパーク動物園　15ドル、　　シカゴ大学　25ドル
ユナイテッドセンター　15ドル　　USセルラーフィールド　20ドル
★比較的安心といわれるタクシー会社
YELLOW CAB　312-829-4222
Checker Taxi 312-243-2537

★ シカゴのタクシーの拾い方

流しのタクシーが多いので、街中でも拾いやすい。やり方は日本と同じ。車体上のランプがついていれば空車のサインなので、手を上げて拾う。仮にタクシーが拾いにくい場合は、タクシー会社に電話して呼ぶこともできる。

★ 行き先の告げ方

行き先が有名なホテルや観光スポットの場合は、その場所の名前を告げるだけでいい場合もある。あまり観光スポットに詳しくない運転手もいるので、その場合は住所を伝える。自信がなければ、住所のメモを渡すといい。

★タクシーを利用する際の注意★

ドアは手動です。また、タクシー内は禁煙。乗車時に大体の料金を確認すること。また念のため、レシートは必ず貰うようにしましょう。こちらから言わないともらえないので、「レシート、プリーズ (Receipt please.) 」と言いましょう。

★ チップ
乗車賃 (料金) の15%～20%
料金が$10以内であれば、料金プラス$1という計算でも問題ない。


上記の情報は、2017年5月19日現在の情報となり予告無く変更されることがございます。また、上記の料金はあくまで目安となりますので、目的地・出発地や交通状況により実際に請求される金額と異なる場合がございます。予めご了承ください。

★高架鉄道＆地下鉄（ＣＴＡ）
シカゴ市交通局(ＣTA)が高架鉄道と地下鉄の二つの鉄道を運営しており、計8路線ある。地元の人はこの二つを総称してL（エル）と呼ぶ。観光名所までのアクセスのみならず、空港までもダイレクトに繋がっているので、非常に便利な交通手段。
CTAのBUS&RAIL MAPには、路線、運行時間のみならず、観光名所の紹介もあるので、事前に用意しておくと良いだろう。各空港や鉄道の駅で入手できる。なお、CTAは、バスも運営している。

★駅を探す
高架鉄道であれば、上に鉄道が走っているので、駅の入口も見つけやすい。地下鉄駅の場合は歩道に鉄道のマークとライン名が書かれていたら、そこが入口となる。一部の高架鉄道駅では、行き先によって入口が違う場合もあるので、駅の階段にある表示に注意。

★切符を買う
Lの改札は現金も使えるが、全額硬貨のみ。少々めんどうくさいので、Lを利用するのであれば、鉄道とバスの料金の支払いに共通で使えるプリペイド式のCTAベントラカードがオススメ。5～100ドルまで購入することができる。追加チャージすることも可能。　
また、短期間滞在なら、CTAパス（1日用、3日用、7日用）、CTA/Pace パス（7日用、30日用）も利用価値はある。これは自動券売機や観光案内所の売店などで購入できる。また、切符を購入する場合、おつりは出ないことがほとんどなので、注意。

★運賃
$2.25 　トランスファーは25￠
--CTAパス--
$10.00 　1日乗り放題　　　＄20.00　3日乗り放題　　＄28.00　7日乗り放題
--CTA/Paceパス--
$33.00 　7日乗り放題　　　＄100.00　33日乗り放題

★乗車する
ひとつのホームの両側に上りと下りの線が走っていることが多いから、間違って逆方向の列車に乗らないように行き先を確認する。ホームには、終点の駅名が表示されているだけで、次の駅の表示はない。自信がない場合には、「IS THIS TRAIN GOING TO ～目的地～？」などと聞いてみるのもよい。

★ぜひ入手しておきたいCTA　BUS＆RAIL　MAP
CTAが発行するBUS & RAIL MAPは便利。高架鉄道、地下鉄、バスそれぞれの路線図、運行時間、料金、観光名所までの路線番号などが説明されている。各空港、いくつかの鉄道駅に置かれているので、ぜひ入手しておこう。

★ループとは
各8本の路線に囲まれた市内の中心エリア【ダウンタウン】をLOOP（ループ＝輪の意）と呼ぶ。このループエリアは意外に狭く、鉄道を利用しなくても良いくらい。また、このループエリアはビジネスの中心として機能しつつ、美術館や建築、路上アートなどの観光ポイントも多く存在している。

★その他
Lの駅名は通りの名を元に付けられたものが多く、そのため、異なった路線で、乗換えもできないのに同じ駅名が使われていることもある。Lを利用する場合、駅名だけでなく、どの路線の駅かも確認しておこう。

★CTAに関する詳しい情報（英語）はこちら↓
　http://www.transitchicago.com

CTAバス。一度乗り方を覚えてしまえば、利用価値は大。路線は200以上もあり、車内の治安もよく、運行本数も多い。路線の数は多いが、東西または南北に走るという比較的単純なものが多いので、それほど覚えるのに時間は要さないかも。とはいえ、慣れない土地での利用なので、事前に前述のBUS & RAIL MAPを入手しておくと良い。

★バス停 / 路線を探す

CTAのバス停は、CTA bus stopと書かれた看板の標識が道路に立っている。標識には、そのバス停に停まるバスの路線番号と路線名、行き先が表示されている。

★乗車する

乗車したい路線のバス停を見つけ、バスが近づいたら、正面上部に表示されている路線番号と行き先を確認しよう。路線番号があっていても、行き先が逆、なんてこともあり得る。自分の乗るバスが来たら手を上げてドライバーにアピールし、前のドアから乗車。

★運賃を払う

運賃は$2.25　　トランスファーは25￠
トランスファーが必要な場合は、カード投入時やトランスファーの料金も含めて料金箱に入れ、また「TRANSFER PLEASE（トランスファープリーズ）」と頼めば、トランスファーカードをくれる。注意事項は、他のアメリカの都市同様、おつりが出ないので、正確な金額を用意する必要がある。

★車内では

日本のように停留所を知らせるアナウンスがあるとは限らない。なので、いつ降りるか分からない方は、あらかじめドライバーに「Could you let me know when we will arrive at ～目的地～（～に着いたら教えてください）」と頼んでおくと安心。またその際、バスドライバーの目につき易い近くに座るようにする。

★降車する

バスを降りるときは、窓わくに沿って張ってあるヒモを引く。降りる際は、前のドアでも後ろのドアからでも降車できるが、後ろのドアは手動式なので、自分が降りた後も、後に続く人のためようにドアを押さえておくのがマナー。

★バスを利用する際の注意点

１）バスのタイムテーブルは、日本ほど正確ではない。
２）シカゴは大都市だけあり、出勤、帰宅ラッシュ時の渋滞は結構なもの。通常の倍以上も時間がかかることもあるので、その時間帯に移動する人は、時間に余裕を持っておこう。
３）車内は飲食禁止。また、お年寄りには席を譲るのが、アメリカでの鉄則。「Do you want to sit?」などでＯＫ

★バス路線とスケジュール
http://www.transitchicago.com　こちらで確認できる。

シカゴのダウンタウンと周辺の街や住宅街を結ぶ、近距離列車。シカゴ周辺に住む、ビジネスマンの通勤列車といったところ。

--運賃--
$3.75～8（乗車距離に応じて）
路線は全部で11本。運行時間や本数は路線により異なるので、事前にスケジュールを確認しておきたい。但し、本数はLに比べると圧倒的に少ないので、必要な場合のみ利用、と考えて良いかもしれない。

★メトラのサイト
www.metrarail.com
観光に便利な路線は、ハイドパークへのME線、オークパークへのUP-W線や、ブルックフィールド動物園へ行くBNSF線、ラビニア音楽祭の会場へ行くUP-N線など。